JOURNAL

【 ORIYATO - vol.1 パタンナー 矢野さん編 - 】新プロジェクト始動!

布を織る「織屋(おりや)」が
いろいろな道のプロフェッショナルと
一緒に考え、つくり上げる
新しいプロジェクト。

その名も、
【 ORIYATO 】= 織屋と。

織屋と歩み、
織屋と作り上げる、
を、意味しています。

いろいろな視点から、
古橋の布を使って
新しいものを創造したい。

でも、織屋は織ること以外は
『ド素人』です。

そこで、
一緒に歩んでくれる
パートナーを探しました。

まず、最初にお話ししたのは、
ヤノモデリストオフィスの
矢野さんと。

日ごろ、Instagramを
チェックしてくださり、
イベントや工場見学にも来られたりと、
産地のことを真剣に考えて
くださっている方。

矢野さんは、
服の設計図(型)を作る
プロのパタンナーさん。

デザイナーの要望に応え、
それを形にする仕事を専門とし、
長年パタンナーとしての
キャリアを積んでこられました。

フリーランスとなった今は、
パタンナー向けの
講座やセミナーを開催されているほか、
日本の繊維産地を学びたいと、
その土地に足を運び、
イベントや工場見学に行かれたりと
精力的に活動されています。

初めてお会いした
県外でのイベントで、
「なにか私に出来ることがあれば、
遠慮なく言ってくださいね。」
と、声をかけてくださいました。

そして先月、
遠州産地を回りたいと、
古橋織布に工場見学に
来られたときに、
本格的に話が進みます。

作業着がなく、みんな
自前の服装で働いている古橋織布。

取材されることも増え、
「みんなお揃いのかっこいい
作業着があったらな〜」と
常々思ってました。

「そしたら、パンツから作りましょうか!」と。

そんなこんなで、
「織屋が穿くパンツ」
を作ることに!!

社内のスタッフに
どんなパンツが良いか
イメージを出してもらったり。

現場で穿く、長い時間動くのには
どの生地がいいかと考えたり。

シャトル織機のある
機場(ハタバ)は、
夏場はとても暑く、冬は足元が冷える。

油で汚れたり、綿ぼこりがつく。

糸が切れれば、つなぎ合わせるために
糸通しや手ハサミなどの道具も必要。

ポケットに入れて落ちないか、
しゃがんだ時に邪魔にならないか、
などなど。

機場で働く視点で考えたデザイン。

矢野さんに、
現場で想定できることを全て伝えて、
細かなデザインや形は、
プロの矢野さんに
お任せすることに。

せっかく作るなら、
一般の方にも販売したいと思い、
機能性だけではなく、
デザイン性のあるパンツを
お願いしています。

もともと作業着用に作られた
リーバイスのデニムパンツは、
今やオシャレ着として
一般的に穿きこなす時代。

このパンツも、織屋の作業着ですが、
きっと、喜んでもらえる
パンツになると思います。

まだ、発売日は未定ですが
Instagramで進捗具合を
ちょくちょくアップしていきますので
ぜひ楽しみにチェックしてくださいね。