JOURNAL

【 ORIYATO - vol.2 遠州編 - ep.2 】 遠州雑貨 テアトリーノさん

前回は、染色作家の桂川さんと
新たに商品を作ることになったことを
紹介しました。

この遠州編では、
ふたりめのパートナーが登場。

桂川さんは「染色作家」、
古橋織布は「織り」のプロですが、
小物や雑貨作りには詳しくない。。

そこで、バッグブランドを展開されている、
テアトリーノの増田さんに
声をかけさせてもらいました。

浜松出身の増田さん。
地元の生地を使いたい!
と、調べているうちに、
浜松市庄内町でリネンや帆布を織る
高田織布さんの生地にひとめぼれ。

高田織布工場に初訪問し、
初対面の高田さんと色々話す中で、
やりたいことは沢山あるけど、
人手が足りない!と聞き、
「そしたら、わたし手伝いますよ!」と。

増田さんは、ほんとに
男気あふれるパワフルな人なんです。

高田さんでお手伝いしながら、
機場で働く大変さを経験。

遠州産地が元気になってほしい、
という思いで、
高田さんの帆布やリネンを
つかったバッグなどを
デザインし販売されています。

最近では、商品ラインナップも増え、
古橋織布のバフクロスなど
高田さんとはまた違った生地を使った
バッグも販売されています。

さらに、なんと、
テアトリーノ立ち上げ前は、
アパレルの販売員だった増田さん。

エリアマネージャーまで経験され、
プロの販売員としての知見も合わせもつ
マルチプレーヤーです。

自身で手掛けた商品を
自らが店頭に立って販売し、
直接、お客様とのコミュニケーションを通して、
またものづくりに変換する。

増田さんの広い視点で、一緒に取り組んだら、
新しい何かが生まれそう!
面白そう!
と、瞬間的に思いました。

そんな、熱い2人と一緒に作り上げる商品。
ショルダーバッグとカードケースを検討中です。

写真は、第一回目の打ち合わせの様子。

桂川さんにさっそく
描いてもらった一筆書きの
試作段階のサンプルから、吟味しているところ。

桂川さんの表現力で、
豊かな遠州の自然や職人技を、
色んな手法で描いてもらいました。

遠州灘の海域や荒い波をイメージし、
深い青を基調にしたり。

遠州の空っ風とよばれる
強風を力強く、美しく、描かれたり。

にじみや濃淡の色彩をつかって
鮮やかに表現されています。

この土地を知らない人、
遠州織物を知らない人も
どこか惹きつけられる
できあがりになればいいな!
と思っています。

発売日はまだ先ですが。
進捗をアップしていきますので
出来上がる過程も楽しみながら
温かく見守ってください。